借金地獄からの脱出:個人再生を経験して
こんにちは。今回は、借金問題とそこでの個人再生経験についてお話しします。
この体験が、同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。
借金の始まり:ハイリスク投資の罠
私が借金を抱えることになった主な原因は、仮想通貨と海外不動産へのハイリスクな投資でした。「簡単に儲かる」という言葉に魅了され、深く考えずに投資を始めた結果、投資先の会社が潰れてしまい、投資金が戻らないという事態に陥りました。
借金の膨張:高金利ローンの罠
この時、特にまずかったのがお金の借り方でした。儲かるからと思い、複数の消費者金融からの借り入れを重ねました。高金利ローンのおかげで、借金はあっという間に膨らみ、
最終的に私の借金は約1200万円、妻を含めると約1500万円に達しました。
転機:生活の立て直しと相談
行き詰まった私は普通のサラリーマンとして働き始めました。収入が安定してきた頃、私は弁護士に相談する決断をしました。
個人再生という選択
弁護士との相談を通じて、私は「個人再生」という選択肢を知りました。これは、
- 裁判所の管理下での債務整理
- 自己破産ほどの厳しいものではなく、計画的に返済を進める方法
であることが特徴です。
個人再生の結果
私のケースでは、債務総額の約80%が免除され、1200万円の借金が約245万円に減額されました。そして、5年間で毎月約4万円を返済する計画を立てました。
妻の分はそのままにして300万円。合計545万円 月に10万円の返済生活のスタートです。
妻の分はそのままにしたのは、二人とも個人再生を適応すると、クレジットカードが使えないなどのデメリットの方が大きくなるため、今の生活をしながら返済可能ならそのまま返済した方が良いとの弁護士さんのアドバイスがあったからです。
生活の立て直しと学び
明確な返済計画が立てられたことで、将来への不安が軽減されました。毎月の収入から被支出を管理することで、家計が安定し始めました。
- 新たな生活のスタート
5年間の返済計画を立て、毎月約4万円の返済が現実的になりました。生活費を封筒に分けて管理するなど、徹底した家計管理を始めました。月収25〜26万円のうち、10万円を返済に充て、残りで生活するという明確な計画ができたことで、将来への希望が見えてきました。
- 学んだこと
- 感情と論理を分けて考えることの重要性
- 専門家(弁護士など)の助言を求めることの大切さ
- 具体的な返済計画を立てることで得られる安心感
- 一人で抱え込まず、早めに相談することの重要性
最後に
借金問題は決して恥ずかしいことではありません。プライドが邪魔して相談できないことが、実は一番苦しい時期だったと思います。同じような状況にある方は、勇気を出して専門家に相談してください。必ず道は開けます。私の経験が、皆さんの希望となれば幸いです。